ejection fraction
ejection fractionは、心臓のポンプ機能がどの程度効率的に働いているかを定量的に示す医学的な指標です。単に心臓が血液を送り出しているかということではなく、心室に溜まった血液のうち、どれだけの割合が一度の拍動で駆出されたかに焦点を当てています。通常、心エコー検査などで測定され、心不全の診断や治療効果の判定に不可欠な数値として用いられます。
臨床的な解釈と数値の意味
この指標は、心機能の状態を分類する際に非常に重要です。例えば、heart failure with reduced ejection fraction(駆出率が低下した心不全)のように、数値が低い場合は心筋の収縮力が低下していることを示します。一方で、数値が正常範囲内であっても心不全が起こるケースがあり、その場合は心室の壁が厚くなりすぎて拡張能が低下していることが考えられます。
測定方法と注意点
駆出率は主に以下の方法で評価されます。
心エコー検査による直接的な計測
心臓磁気共鳴画像法(MRI)による精密な評価
注意すべき点として、この数値は心臓の絶対的な血液量を示すものではなく、あくまで割合であるということです。そのため、駆出率が正常であっても、心臓全体のサイズが極端に大きい場合などは、実際の心拍出量が不足している可能性があるため、総合的な判断が必要です。
意味
心室が収縮するたびに送り出される血液の割合であり、心臓のポンプ機能の効率を測る主要な指標となること
The patient's ejection fraction was measured at 55 percent, which falls within the normal range.
患者の駆出率は55パーセントと測定され、これは正常範囲内に収まっている。